オリエント急行殺人事件 75点
「美しい映像で魅せるけれど、ポジティヴ・サプライズがないことは残念」
誰もが知っているストーリーをどのように魅せるか、という観点では、美しい映像、役者の演技、ポアロの人物造形などが挙げられる。
オーソドックスで正統派の演出で、引っかかりなく鑑賞できたけれど、ポジティブ・サプライズがなかったことが残念だった。それも含めて、ケネス・ブラナーらしいと言えばそうなんだけれど……
セルゲイ・ポルーニンのアクション演技が少し観られるので、お薦めです。
シドニー・ルメット監督、 アルバート・フィニー主演、共演にローレン・バコールやイングリット・バーグマンなどを迎えた、今作と比較しても豪華キャストといえる作品。個人的にはこちらのほうが、お薦めかな……