アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 90点
「マーベル10年の集大成、金字塔的な役目をきっちりと果たす大傑作」
2008年の「アイアンマン」*1「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の10周年にして、これまでの作品の集大成的作品。
20人以上の多くのヒーロー達を「使い切って」、きちんとひとつの深みのある物語にする洗練度合いに、まず唸らされた。
今回の主役は最後のヴィラン・サノス。(パンフレットを読むと本人はいろいろ思いがあるようだったが)ジョシュ・ブローリンの「眼」の演技力が活かされた'人間'味のある演出で、ストーリーの軸としての役割をしっかりと果たしていた。戦闘シーンはこれまでの総まとめということで、そこまでの目新しさはなかったけれど、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でも観られたルッソ兄弟らしい完璧な交通整理で充分に満足。
いくつかのヒントや、行く人行かない人のセレクションから次回作以降への「禅譲」への布石があり、きちんと楽しみを作ってくれている。
映画史にある種の革命を起こした10年間の集大成として、素晴らしい作品だと思います。
お薦めです。
【これまでのMCU作品のおさらい】
フェーズ1
フェーズ2
フェーズ3
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2018年8月31日公開「アントマン&ワスプ」
2019年公開予定「キャプテン・マーベル」(主演はなんと、ブリー・ラーソン)*2
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*1:日本では、「インクレディブル・ハルク」のほうが先に公開 から始まる
*2:「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のラスト、ニック・フューリーが連絡しようとしていた相手がキャプテン・マーベル