レディ・プレイヤー1 90点
「スピルバーグにしかできないエンターテインメントの傑作(と言わざるを得ない)」
スピルバーグにしかできないであろうスターシステム満載の娯楽映画。
デストピア描写に深入りせず、VRに「逃げ込む人々」を(「セカンドライフ」的な)もうひとつの可能性として、むしろ中立的~やや肯定的に描いていると感じた。
ヴァン・ヘイレンの大ヒット曲「ジャンプ」で始まる冒頭から、各所に散りばめられた(’70年代後半~)'80年代の(偏った)カルチャーからの引用は圧倒的で、息付くヒマも無い。情報量が多過ぎて一度観ただけではとてもじゃないがウォーリーを探しきれない。
30代~40代のおじさんにはたまらないエンターテインメントだろう。できれば音響のよい映画館で観るとよいと思う。
文句なしにお薦めです。