リメンバー・ミー 95点
「やっぱりピクサー、完成度の極めて高い美しい作品」
テーマ性、ストーリー構成、アニメーション、音楽、声優の演技、すべてがほぼ完璧に作り上げられて、完全にやられてしまった。
簡潔で割り切ったイントロダクションから、きっちりと伏線が練り込まれた不条理さを抱きつつ物語が展開し、「転」にあたるひとひねりから伏線を一気に見事に回収していく語り口は、何度も「必要十分さ」を検証し尽くしたであろう完成度の高さ。
ピクサーらしく技巧的に過ぎるような気もするけれど、「ズートピア」同様、ここまでやられてしまうと降参。文句なしの傑作。超お薦めです。
なお、同時上映の「アナと雪の女王」の短編は悪くはなかったけれど、日本では少し季節外れだった。